通常、お香典返しは四十九日の法要以降に届くように贈ります。喪主が直接持参しご挨拶とともにお贈りするものですが、現在ではご挨拶状を添えて配送いただくことが一般的となっています。
お香典返しでは「お蔭様をもちまして、四十九日の法要を滞りなく相営み忌明けしました」というご挨拶でもあり、ご挨拶状を添えるのが一般的です。
尚、神式の場合は五十日祭の日以降にご挨拶状を添えて贈ります。
お香典返しの目安は一般的には半返しと言われており、実際には三分の一から半分ぐらいの金額の商品をご予算の目安としてお返しされる方が多いようです。しかしお香典には相互扶助の意味も込められており、亡くなられた方の立場によっては半返しではなく心ばかりのものであっても構いませんので、厳密な決まりがあるわけではありません。故人の好みや思い出にちなんだ品物など、ご遺族が心をこめてお選びになるのがよいでしょう。
一般的にお香典返しのかけ紙は、黒白結び切りの水引に「志」と表書きします。
関西地方を中心に七十七日忌後のお香典返しの表書きを中陰(四十九日間)が満ちたとして「満中陰志」とすることもあります。いずれも黄白の水引が多く使われます。
神式の場合、かけ紙は蓮の模様のない黒白または双銀結び切りにし、「偲び草」と表書きします。
関西では、黄白の水引を使う所もあります。
キリスト教式の場合、本来は仏式のようなお香典返しのしきたりはありません。もしお香典返しを行い場合には、カトリックは三十日目の追悼ミサ、プロテスタントは一ヶ月後の召天記念日の頃に、黒白または黄白結び切りのかけ紙、または無地短冊を使い故人を偲ぶような品物を贈ります。表書きは「志」「偲び草」となります。
お香典返しは「お蔭様を持ちまして、四十九日の法要を滞りなく相営み忌明けしました」というご挨拶でもありますので、お香典返しにはご挨拶状を付け送付するのが一般的です。
一般的には「お香典へのお礼」「四十九日法要のご報告」「故人との生前のお付き合いへのお礼・感謝」「香典返しを送る事のご報告」「略儀のお詫び」から成り立っています。
また、ご挨拶状では句読点や「ますます」などの繰り返す言葉を文中に使う事はマナー違反とされていますので注意が必要です。
お香典返しの最適品では、おおまかに3種類に分けられます。
消えもの(残らないので縁起が良いとされる) | 海苔、お茶、お菓子、お砂糖など |
実用品 | タオル、石けん、洗剤など |
それ以外 | カタログギフトなど |
寝具やタオルなどを主体に年々デザイン性も素敵な色柄が増えてきていますが、仏事だからといって色柄を気にすることはありません。相手様に喜んでいただけるような色柄を選んでいただくことが一番です。
また、近年は相手様に欲しい商品を選んでもらえる「選べるカタログギフト(フリーチョイス)」が人気となっています。お香典金額に応じてコースを選ぶことが出来るので、商品選びに迷った時には良いでしょう。
贈答品、返礼品などを扱う『ハリカ』のカタログギフトをお得なお値引き価格で取り扱っております。
不祝儀のお返しでは食べ物(消えもの)は残らないので縁起が良いとされていますが、食べ物の中でも不祝儀のお返しとしては避けるべきものがあります。「四つ足生臭もの」と言われる肉や魚などは宗教的な理由から避けられてきました。また、お酒も古来より神事のお祝いとして使われてきたのでお香典返しでは避けられます。
引き出物とは元々馬を庭先に引き出したことが名前の由来と言われています。かつては結婚披露宴で供された料理の一部を、招待ゲストのご家族にも持って帰っていただくように用意されていましたが、衛生観念などの理由からこのような引き出物はあまり見られません。現在では結婚披露宴の記念品としての意味合いが強まっています。
このように日本には古くからある習慣で、鰹節などの縁起の良いとされるものが配られることが多いですが、地域やご家庭により何を送るかは様々です。
引き出物の相場は飲食代の三分の一が一般的と言われています。
3〜5品用意することが多く、結婚披露宴の記念品になり形として残る引き出物・メインの引き出物に添えて送る引き菓子・鰹節などの縁起物・出入り口などで手渡しをするプチギフトが多いです。
披露宴でお出しする飲食代が15,000円ならば5,000円〜10,000円程度が相場となります。
引き出物は結婚式や披露宴に出席された招待ゲストからいただいたお祝いのお礼としてお渡しします。あらかじめ披露宴会場の席においておくのが一般的です。また最近では招待ゲストが引き出物を持って帰るのが大変だからという理由でご自宅に配送する新郎新婦もいらっしゃいます。引き出物・引き菓子とは別に披露宴会場や二次会の出入り口で新郎新婦からプチギフトと呼ばれる500円程度のクッキーやタオルなどを手渡しでお渡しする場合もあります。
結婚式・披露宴の熨斗の上段に入れる表書きは「寿」が一般的です。熨斗の下段には贈る方の名前を入れます。水引は10本1組の水引を選びます。水引の色は紅白または金銀が一般的で、向かって右側に濃い色(紅白ならば紅、金銀ならば金)がくるように結びます。また、水引の端が上を向いた「結び切り」という結び方を選びます。「結び切り」は一度結んだらほどけないことから二度とあってはならない結婚式・快気祝い・災害のお見舞いに使用されます。
お渡しする品物は、引き出物と引き菓子を含めて3〜5点が一般的とされています。品数や品物などは地域やご家庭により様々ですのでご両家様でよくご相談いただき決めていただいた方がよいでしょう。
引き出物と引き菓子は必ず入れ、他には縁起物と呼ばれる食品を入れる方もいらっしゃいます。
引き出物で現在多く選ばれているのはカタログギフトで、「軽くて持ち帰りが楽だから」「自分の好みのものを選べるのが良い」と考える方が多いようです。他には実用性のある食器類・カトラリー類やキッチン用品、タオルなどの消耗品が人気です。食器類はかつては「割れる」ため避けられていましたが、おしゃれなブランド品など引き出物として人気があります。
結婚披露宴での引き出物はお祝いのお返しになるので、避けるべきものがあります。引き出物で避ける品物は現在ではあまり気になさらない方も多くなってきていますが、招待ゲストの中には気になさる方もいらっしゃるかもしれませんので避けた方が良いとされる品物を確認しておきましょう。
食器類は現在では人気の引き出物の一つですが、かつては「割れる」ため避けられていました。
また刃物類も「切る」ことを連想させるため、重箱や猿の物も縁起が悪いからという理由で避けられます。
お中元を贈る時期は地域によって差があります。
これはお盆を新暦で行うか旧暦で行うかの違いが地域によってあるためです。最近では全国的にお中元を贈る時期は早くまっているようです。
関東地方 | 7月初旬ごろから7月15日まで |
関西地方 | 7月中旬ごろから8月15日まで |
お歳暮を贈る時期も地域によって差があります。
元々お歳暮の由来はお正月にご先祖様の霊を迎える御霊祭りのお供え物を本家に届ける風習があり、新年の準備を始めるころに贈るものでした。しかし、現代ではお世話になった方へのお礼の贈り物をするという意味合いに変わってきています。
お歳暮も全国的に贈る時期は早まっているようです。
関東地方 | 12月1日ごろから20日ごろまで |
関西地方 | 12月10日ごろから20日ごろまで |
>ご自身がお住まいの地域とは別の地域にお住まいの方に贈る場合は時期がずれてしまうので注意が必要です。
また、年末になればなるほど贈る相手様もお忙しくなりますのであまり年末にせず20日ごろまでに贈るのが良いでしょう。
お中元とお歳暮の相場は相手やお世話になっている度合いによって変わります。また贈る方ご自身の年齢によっても金額は多少変わります。
お中元とお歳暮では、お歳暮の相場の方が2〜3割高いことが一般的です。
親戚・知人 | 3,000円〜4,000円 |
両親・仲人・上司 | 5,000円前後 |
お世話になった方 | 5,000円〜10,000円 |
あまり高価な物を贈ってしまうと、今後贈り続けていくご自身に無理が出てきてしまいますし相手様に負担をかけてしまうこともありますので、注意が必要です。
お中元・お歳暮の熨斗は表書きはそれぞれ「お中元」「お歳暮」となります。贈る時期が遅くなってしまった時は「暑中お見舞い」や「寒中お見舞い」と変化していき、さらに遅くなってしまった時は「残暑お見舞い」や「お年賀」「新年のご挨拶」などになりますので注意が必要です。贈る時期によって表書きが変わるのが、お中元・お歳暮の表書きの特徴と言えるでしょう。
水引は紅白の蝶結びを使用します。お中元やお歳暮は何度も続いた方が良いので、「何度でも結び直せる=何度も続きますように」の願いを込めて蝶結びの水引をかけます。
お中元・お歳暮は「お世話になった方へのお礼」ですから、本来ならば贈る方の元へ持参するものですが贈る方が遠方だったりお忙しかったりと中々直接お渡しすることは難しく最近では配送にてお渡しするのが一般的となっています。品物に同封して贈るか、品物が届く頃または品物が届く少し前に送り状を送付する方がよいでしょう。
お中元・お歳暮では相手の好みや季節に合わせ贈ると喜ばれます。
お酒がお好きな方ならばお好みの銘柄のお酒を選んだり、またお子様のいらっしゃるご家庭でしたらお子様の喜ぶ甘いお菓子やジュースの詰め合わせを選ぶなど相手の好みや家族構成を考えて贈ることもよいでしょう。
好みが分からない時などは、季節に合わせ暑い夏に贈るお中元ならばビールやそうめんなど、新年を迎えるお歳暮には日本酒や日持ちして皆様で食べられるハムなども喜ばれます。
お中元やお歳暮では避けた方が良い品物がありますので、注意が必要です。
ハンカチや刃物などは「相手との縁を切る」という意味合いが含まれているため避けましょう。ハンカチは贈り物として一般的ですが、日本語では手巾(てぎれ)と表記しますので日頃の感謝を伝えるお中元・お歳暮では避けた方がよいでしょう。
靴や靴下などの履物、また下着などの直接肌に触れるものも避けた方がよいでしょう。靴などの履物や靴下には「踏みつける」というイメージがあるので目上の方に贈るのは失礼だと捉えられます。また文房具には「より勤勉に」という意味が、下着・肌着などには「生活にお困りでしょう」という意味がありますので、こちらも目上の方に贈るには失礼だと捉えられます。
櫛は「く=苦しい、し=死」を連想させるため、避けましょう。現金なども目上の方にお渡しするのは失礼にあたりますので避けた方がよいでしょう。
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マルサンでは、弔電やお供物と同時にお香典もいただいている場合、お香典返しのお礼状と共に、それぞれのご用途に合わせたお礼カードを無料で添えてお届けさせていただいております。
尚、お品物のご準備としては、弔電は3,000円程度の香典とみなして1,500円程度のお返し物、ご供花は15,000円の香典とみなして7,500円程度のお品物を準備される方もいらっしゃいます。
お品物をご準備するかどうかはいただいた皆様のお気持ち次第で特に決まりはございませんが、カードやご挨拶状のお礼のお言葉はお届け頂くことが理想的です。
会葬御礼品は、通夜・葬儀の当日に「ご参列頂いてありがとうございます。」というお礼の気持ちを込めて、直接、お渡しするお品物ことです。
また、香典返しはお香典を頂いた方へのお礼としてお贈りするお品物になるので、意味の異なる別物と捉えてください。
尚、近年では、香典帳の整理や品物の発送など、ご葬家にかかる負担を軽減する目的として当日に香典返しを行う「当日返し」を推奨される葬儀社様が増えております。
香典の金額に関わらず同じ品物をお渡しすることが多いため、高額のお香典をいただいた方、ご入院中のお礼、ご供花やお供え物をいただいた方へのお礼を改めて忌明け後に再び返礼をされる方が多くいらっしゃいます。
実際にご葬儀を経験された方々より、結局、当日返しよりも後返しの方が商品や価格などがお得だったという声もよく耳にします。
マルサンでは、ご葬儀の慌しいときにお香典返しを判断されるよりも、落ち着いてから、きちんと後返しをされることをお勧めいたします。
お香典返しの目安は一般に半返しと言われており、実際には三分の一から半分ぐらいの金額の商品をご予算相応としてお返しする方が多いようです。
しかし、お香典には相互扶助の意味も込められており、亡くなられた方の立場によっては半返しではなくて心ばかりのものであっても構いません。厳密な決まりがあるわけではありませんので、故人の好みや思い出にちなむなど、ご遺族が心を込めてお選びになるのが良いでしょう。
一般的に仏事用ののしは一度結ぶと引っ張ってもほどけないことから二度繰り返して欲しくない場合に使われる「結び切り」を使います。マルサンでは蓮入り(蓮の絵の入ったのし)・蓮なし・黄白(関西地方を中心に使われます)の三種類を用意しています。
一般的にお香典返しのかけ紙は、黒白結び切りの水引に「志」と表書きをします。
関西地方を中心に、七七日忌後の香典返しの表書きを中陰(四十九日間)が満ちたとして「満中陰志」、繰上げの場合の五七日忌後は「忌明志」とすることもあります。
神式の場合、「偲び草」の表書きをします。
キリスト教式の場合、本来は仏式のようなお香典返しのしきたりはありません。
もしお香典返しを行う場合には、「志」「偲び草」の表書きをします。
通常、お香典返しは四十九日の法要以降に届くように贈ります。
お香典返しは「お蔭さまをもちまして、四十九日の法要を滞りなく相営み忌明けしました」というご挨拶でもあり、ご挨拶状を添えるのが一般的です。
尚、神式の場合は、五十日祭の日以降にご挨拶状を添えて贈ります。
寝具やタオルなどを主体に、デザイン性も素敵な色柄が増えてきていますが、仏事だからといって決して色柄を気にする必要はございません。
例えば、送り先様が女性だからとピンクや花柄の商品を選んでも問題ありません。相手様が喜びそうな色柄をお選び頂くことが一番です。
東京・神奈川などの首都圏ではあまり風習がありませんが、地域によっては、近所の方々がお包みやお供え物を持って来て下さるところがあります。その場合、熨斗紙は「祖供養」や「志」の水引でご用意したお品物をお渡しすることが好ましく、商品は500円~1,000円ぐらいの素麺や海苔ギフト、お茶やタオルなどが選ばれています。
また、一部などの地域では、お盆が大きな行事とされて、大々的に3点ぐらいの商品をお返しするところもあります。
マルサンでは近年、相手様に欲しい商品を選んでもらえる「選べるカタログギフト(フリーチョイスギフト)」が大変人気となっています。
お香典金額に応じて、コースを選ぶことができるので、商品選びに迷った時には最良の選択かも知れません。
また、商品では日本製のタオルギフトなどが大変人気となっています。
相手様の喜ぶお顔を脳裏に浮かべながら、ご自身がもらって嬉しい商品をお選び頂けたら、より一層真心をお届けできると思います。後悔のない商品選びをご検討ください。
連名の方々それぞれへ均等にお返し物をすることが理想です。
それぞれの方のお香典額が少ない場合など商品選びに迷われる場合、マルサンではできるだけ送料など皆様のご出費が負担とならぬようにご代表者様への一括送りなど、細やかなアドバイスをさせて頂いておりますので、お気軽にご相談ください。
マルサンでは、不特定多数様からのお香典返しとしては、相手様が何名様でも良いように、コーヒー・ジュースなどのお飲物やお煎餅などのお菓子類などをお選び頂くようにお勧めさせて頂いております。
ご法要を終えてから、予めご用意した引物をお渡しするのが一般的です。熨斗紙の表書きは「粗供養」または「志」とします。
尚、お選び頂く品物としては、出席者様への手渡しとなりますので、お帰りのことを考えて重量的に軽めの商品を選ぶのが良心的な気遣いと言えます。
一般的には、お菓子や海苔などのバラエティギフトやお茶などの飲食物やタオル類が多いです。この際、お菓子などで賞味期限などがある商品には充分に気を付けてください。
また、便利な日用消耗品のギフトも好まれますが、洗剤セットなどは重たいので、電車など交通機関のご利用される方への手渡しは避けた方が無難です。
基本的には、お礼の電話やお礼状は不要です。
ただ、どうしてもお礼をお伝えしたい場合には、「その後いかがお過ごしですか。本日ご丁寧なご挨拶のお品物が届きペンを取りました。」といった、さりげない表現のハガキやお手紙で気持ちをお伝えすると良いと思います。
普段から頻繁に連絡を取るような親しい間柄なら、電話などで励ましのお言葉とお礼の気持ちをお伝えしてあげても良いと思いますが、葬儀後は皆様とても忙しい日々が続きますので、自粛するという気持ちをお忘れなく、落ち着いた頃にご連絡して差し上げることで充分です。
また、お礼のお礼は不幸を重ねるという表現を風習として気にされる方もいらっしゃるのでご注意ください。
仏様ができて「御仏前」としてお金をいただいた場合や、生前建墓で「建立祝」などとしてお金をいただいた場合にはお返しをします。
お返し物についての金額は半返し(半額)が相場となっています。
水引は次のとおり記します。
①仏様ができてお墓を建立された場合のお返し…「志」
②生前にお墓を建立された場合のお返し…「内祝い」
お中元やお歳暮は日頃お世話になっている人への感謝の気持ちであり、お祝い事ではないので、自粛を検討される必要はなく、通常どおり贈っても問題ありません。
ただし、お歳暮を贈る相手様が喪中の場合、紅白の水引はかけないようにし、白無地の短冊などに「お歳暮」と書いて贈るようにします。
また、先方にご不幸があったばかりであれば、49日の法要後の忌明け後が好ましいです。もしも年末などに亡くなられて年明けにかかるようであれば、お歳暮として贈るのではなく、「寒中見舞い」として贈れば問題ありません。
また、送り主様ご本人にご不幸があった場合は、通常どおりお歳暮を贈っても構いません。ご不幸後はお忙しい日々が続きますので、相手様にもご理解を得られることと思いますがが、可能であれば49日の忌明け後として、もしもご不幸を気にされる場合には、水引をかけずにお贈りすればよろしいかと思います。
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※ご連絡を頂ければカタログ等詳しい資料はお送りいたします。